
発注書や製品ラベル、賞味・使用期限、パスポート番号などの“バーコードのない文字入力”まだ手作業ですか?
バーコードのない文字情報はあらゆる業務現場に存在し、それらを迅速かつ正確にデジタル化する仕組みが強く求められています。しかし従来のOCR(光学文字認識)技術は対応フォントが限られ、多様な書式や印字状態を正確に読み取れないケースが少なくありませんでした。
そこでオプトエレクトロニクスがリリースした新エンジン 「OCR 3.0」 は、幅広いフォントを高精度で認識し、人手に頼らないデータ入力を実現します。
OCR 3.0の特長:多様なフォント対応と高精度認識
OCR 3.0の最大の特徴は、その卓越したフォント認識能力にあります。OCR-AやOCR-Bといった標準的なOCRフォントはもちろんのこと、一般的に使用されるMS明朝やMSゴシックを含む数十種類の汎用フォントの認識に対応しています。これにより、これまでOCRでは読み取りが難しかった多種多様な文字情報を高精度でデジタルデータ化することが可能になります。
読み取り可能な文字種は英大文字(A~Z)、数字(0~9)、および各種記号に対応し、汎用フォントでは2桁から最大128桁、1行から4行までの認識能力を有しています。ただし、日本語文字の読み取りには対応しておりませんのでご留意ください。
導入メリット:広がる活用シーン
- 物流倉庫
- 段ボールに印字された製造日や LOT No. を読み取り、WMS へ自動登録。出荷時の照合作業を省き、ミスを抑制します。
- 製造ライン
- 現品票やカンバンのシリアル/ロット番号をスキャンし、そのまま入庫システムに反映。ハンディ端末への手入力を削減できます。
- 期限管理(食品・医薬品)
- ラベルに記載された賞味・使用期限を読み取り、在庫システムで自動チェック。期限切れ商品の出荷防止に役立ちます。
- オフィス業務
- マイナンバーや管理番号をスキャンして Excel や Web フォームへ即入力。個人情報の転記ミスを抑え、事務工数を削減します。
- 免税店・航空カウンター
- パスポート番号を OCR で取得し、旅客システムへ直接登録。専用リーダーが不要になり、設備コストと設置スペースを抑えられます。